大学卒業後に某大学病院に就職、
心臓外科ナースとして働いていました。

第一子妊娠中に切迫早産で休職し
そのままつらかった仕事から
逃げるように産後退職。

そんな
キャリアのスタートだったわたし。

在職中は必死で頑張っていたけれど
決して優秀な新人ではなく、

育休を取得して復帰するという
選択もできなかった自分に

『他の人にはできてるのに。
　わたしには、できなかった…』
と
すっかり自信を失っていました。


初めての子育ての日々はあっという間。
不妊治療に通って授かった２人目が１歳になるころには
気づけばブランクが５年以上になっていました。

『そろそろ仕事を始めないと…』
と仕事復帰をしたのは

密かに興味を抱き始めていた
保健師の仕事。

仕事の内容も楽しくて
復帰先の方々がとても親切で
人間関係もよく、

ここでの経験が
働くことの楽しさと
わたしもまた頑張りたいという勇気を
与えてくれました。

実家の両親も、両祖父母も、親族も
身近な大人の多くが
自営業や経営者という

ちょっと変わった環境で育ったわたし。

開業して生きていくということに
抵抗は小さかった方かもしれません。


それでもやはり
生涯安定して働ける仕事
というメリットがある
看護師・保健師を手放すかもしれないこと

組織に就職せず
見通しも立たないこと

大学へ行かせてもらったこと
せっかく臨床で頑張ってきたことを思うと

大きな不安と、
お世話になってきた人たちを裏切っているような
大きな罪悪感がありました。

それでも
一度その想いに気づいてしまうと

開業について調べれば調べるほど
やってみたい気持ちが大きくなり…

『一度もチャレンジしなかったら
　きっといつか後悔する』

『このままこの気持ちをなかったことにはできない』

と思うようになりました。


何より大きかったのは
母であり妻であるということ。

『いつどんなことがあっても
子どもと夫のことは
心から応援できるわたしになりたい。
だからこそ、わたしがチャレンジして
自分が自分を応援できないと！』

と決意し、開業の準備をはじめます。


仕事と
まだ小さかった二人の子育てをしながら


動画教材や本を購入したり
コンサルティングを受けたりして
マーケティングやブランディング
そして
心の保ち方など

たくさん学び
2020年に開業しました。